2011年02月20日

ソムリエ試験対策講座 第四回 2011.2

第四回のテーマ 「フランスワインB」


まずは、ロワールです。


ロワール川流域の産地ですが、大きく4つの地区に分かれます。

河口から順に、ペイ・ナンテ地区、アンジュー&ソーミュール地区、トゥーレーヌ地区、サントル・ニヴェルネ地区です。

河口は大西洋に面しており、メキシコ湾流(暖流)の影響をうけ、緯度の割には比較的温暖で、海洋性気候です。

内陸部になるにつれて、海の影響は次第に薄れ、大陸性気候の影響が次第に強まっていきます。

北半球では、北の産地ほど酸味の強い味わいになりますが、ロワール地方では東に行くほどということになります。


それでは、まず河口で最西のペイ・ナンテ地区です。

ここでは、ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)から、シロワインが造られます。

AOCは4つ。

ミュスカデ、ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ、ミュスカデ・ド・コトー・ド・ラ・ロワール、ミュスカデ・ド・コート・ド・グランリュー。

一番生産量が多いのは、ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌです。

シュール・リー(滓の上の意)という方法で造られます。


ペイ・ナンテ地区の東で上流のアンジュー&ソーミュール地区です。

ソーミュールのほうが東側です。

白はピノー・ド・ラ・ロワール(シュナン・ブラン)を主体に辛口から甘口まで造られます。

シャルドネやソーヴィニヨンが補助的に使われます。

赤・ロゼ用では、カベルネ・フラン(ブルトン)が主体になります。

それ以外では、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノー・ドニス、コット、ガメイ、グロローがあります。

ロゼだけを造るAOCは4つです。

甘口のものでは、カベルネ・ダンジューとロゼ・ダンジューの2つがあります。

この2つはぶどう品種が違い、カベルネ・ダンジューはカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランです。

一方、ロゼ・ダンジューはグロローが主体です。

アンジュー・ガメイはガメイ、アンジュ・ヴィラージュとソーミュール・シャンピニィはカベルネ・フラン中心で、いずれも赤のみです。

アンジューとソーミュールは赤・白ですが、発泡のアンジュー・ムスーとソーミュール・ムスーとクレマン・ド・ロワールはロゼ・白です。

クレマン・ド・ロワールはトゥーレーヌ地区でも造られます。

貴腐または過熟による甘口には、アンジュー・コトー・ド・ラ・ロワール、コトー・ド・ソーミュール、コトー・ド・ローバンス、コトー・デュ・レイヨン、カール・ド・ショーム、ボンヌゾーがあります。

コトー・デュ・レイヨンには、コミューン名を名乗れるものが6つあります。

最後に、シュナン・ブランから甘口から辛口まであるサヴニエールがあります。

サヴニエール・クーレ・ド・セランも同じで、ニコラ・ジョリーのモノポール(単独所有のAOC)です。

2011年教本 P160

AOCソーミュール・ピュイ=ノートル=ダム 2009.10.12認定 要チェック。




次は、トゥーレーヌ地区。

シュヴェルニィとオルレアン、どちらも赤・ロゼ・白の生産が可です。

とろろが、クール・シュヴェルニィ(白)とオルレアン・クレリィ(赤)など、一言加わると1色になります。

そして、クール・シュヴェルニィのぶどう品種はロモランタンです。

他に赤・ロゼ・白が認められているのは、トゥーレヌ(ムスーとペティアンも)、トゥーレーヌ・アンボワズとトゥーレーヌ・メスラン(これらは、一言加わっても3色のまま)、シノン、コトー・デュ・ロワール、ヴァランセがあります。

ヴァランセの白はソーヴィニヨン主体、シノンの赤はカベルネ・フラン(ブリュトン)主体です。

ロワールのカベルネ・フランと言えば、ソーミュール地区のソーミュール・シャンピニィ(赤のみ)、トゥーレーヌではシノンの他にブルグイユとサン・ニコラ・ド・ブ゜ルグイユ(どちらも赤・ロゼ)が有名です。

モンルイ・シュール・ロワールとヴーヴレはシュナン・ブラン(ピノー・ド・ラ・ロワール)から辛口〜甘口の白が造られ、ムスーとペティアンもあります。

ジャスニエールもシュナン・ブランからの白ですが、甘口はありません。

アンジュ、ソーミュール、トトゥーレーヌの3地区で造られるロゼ・ド・ロワール(ロゼの辛口)、クレマン・ド・ロワール(ロゼ・白の発泡)があります。


セントル・ニヴェルネ地区です。

大陸性気候で、夏と冬の気温差は著しいです。

栽培しているぶどう品種は、白がソーヴぃニョン(ブラン・フュメ)とシャスラ、黒はピノ・ノワールです。

ロワール河の右岸に、白のみのプイイ・フュメとプイイ・シュル・ロワールがあります。

プイイ・フュメはその名のとおり、ブラン・フュメのみからですが、プイイ・シュル・ロワールはシャスラを主体にブラン・フュメを混ぜてもよいことになっています。

プイイ・フュメはブルゴーニュ地方マコネ地区のプイイ・フュイッセ、プイイ・ロッシェ、プイイ・ヴァンゼルとごっちゃにならないようにしましょう。

その他に白のみは、カンシーでソーヴニヨンです。

赤・ロゼ・白が認められているのは、サンセール、メヌトゥー・サロン、ルイイでピノ・ノワールとソーヴィニヨンから造られますが、コトー・デュ・ジェノワだけは赤用にガメイをブレンドすることになっています。

2011年教本 P164

AOCシャトー・メイヤン 2010.11.22 認定 要チェック。



コート・デュ・ローヌ地方です。

北部と南部とでは、気候と土壌が全く異なります。

まず、北部地区はセプタントリオナルと言います。

緩やかな大陸性気候で、切り立った斜面に畑があります。

ぶどう品種は、白がヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌ、黒はシラー(セリーヌ)だけで、南部ほどはアッサンブラージュしません。

北から順番に色とぶどう品種を覚えていくしかありません。

まずコート・ロティは、赤でシラー(セリーヌ)を主体にヴィオニエを混ぜることができます。

なぜ赤ワインにわざわざ白ぶどうを使うのかといった疑問が起こります。

ギガルのセミナーに行った時の質問に対する回答は明快、昔からずっとそうしているからだそうです。

AOCとはそんなもんなんですが、もともと混植されていて一緒に収穫して醸造したそうです。

コンドリュー、シャトー・グリエはヴィオニエから白が生産されます。

サン・ジョゼフ、エルミタージュ、クローズ・エルミタージュは赤・白です。

エルミタージュ、クローズ・エルミタージュは左岸にあります。

エルミタージュはヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)が認められています。

ヴァン・ド・パイユについては、ジュラ地方で詳しくやります。

コルナスはシラー100%で赤のみです。

サン・ペレイ(ムスーもあり)、クレレット・ド・ディー(発泡)、コート・ド・ディーはいずれも白のみです。

シャティヨン・アン・ディオアは赤・ロゼ・白です。


コート・デュ・ローヌ地方南部、メリディオナルです。

北部と違って、基本アッサンブラージュします。

まず赤・ロゼ・白とも認められているのは、コトー・デュ・トリカスタン、コート・デュ・ヴィヴァレ、ヴァケイラス、
リラック、ヴァントー、コート・デュ・リュベロンがあります。

赤のみは、ヴァンソーブル、ボーム・ド・ヴニーズの2つ。

赤・ロゼは、ジゴンダスだけです。

ロゼのみは、タヴェルのみで、リラックと共にローヌ河の右岸にあります。

そして赤・白はシャトー・ヌフ・デュ・パプだけで、認可されている黒・白の13品種に関する問題が頻出です。

シラー、グルナッシュ、サンソー、ムール・ヴェドルくらいは、すぐに言えますね。

なかなか、全部は覚えれないので苦肉の策です。

ルーサンヌはOKだけど、マルサンヌはダメ、あと引っ掛かりそうなものに、カリニャンもダメです。

VDNが2つ、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズは白のみ、ラストーは赤・ロゼ・白でランシオもありです。

VDNとVDLの違い、どこの地方のAOCなのか、きっちりマスターしましょう。

2011年教本 P168

AOCリュベロン

AOCラストー 赤 2010.11.22認定 要チェック。


南部を中心に、地域名のコート・デュ・ローヌとコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュがあり、赤・ロゼ・白が認められています。

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの後ろに付記できるコミューンが18あります。


プロヴァンス地方およびコルシカ島です。

まず、プロヴァンスです。

生産可能色は基本、赤・ロゼ・白の3色可です。

例外は、レ・ボー・ド・プロヴァンス、コート・ド・プロヴァンス・サン・ヴィクトワール、コート・ド・プロヴァンス・フレジュの3つで、赤・ロゼです。

バンドルの赤はムール・ヴェドル主体で、18ヶ月以上木樽で熟成させることになっています。

コルシカ島は、最近出ていないような気がします。

ミュスカ・ド・カップ・ド・コルスがコルシカのVDNであることくらいは覚えましょう。


ジュラ・サヴォア地方です。

お恥ずかしながら、この地方のワインは一度も飲んだことがありません。

まずは、ジュラです。

ヴァン・ジョーン(黄ワイン)、ヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)などの特殊なワインが造られるので、そのあたりがよく出ます。

AOCによって、生産可能色と上の2つのタイプが造られるか。

アルボアとコート・デュ・ジュラは、赤・ロゼ・白及びジョーン・パイユ共に可です。

レトワールは、白とジョーン・パイユが可です。

シャトー・シャロンはジヨーンだけのAOCです。

クレマン・デュ・ジュラは、赤・ロゼの発泡で瓶内二次醗酵です。

マクヴァン・デュ・ジュラは、ジュラ地方のVDLです。

ジュラ地方特有のワイン、ヴァン・ジョーン(黄ワイン)について。

サヴァニャンから白ワインをつくり、木樽で最低6年貯蔵、ウイヤージュ(補酒)もスーティラージュ(滓引き)も禁止です。

クラヴラン(62cl)と呼ばれる瓶につめます。

シェリーによく似ていますが、酒精強化はしません。

ヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)について。

ぶどうの糖度をあげるために、藁やすのこの上や天井に吊るして乾燥させます。

これを、パスリヤージュと呼びます。

圧搾した日から3年は販売できず、このうち18ヶ月以上は木樽で熟成させなければなりません。

たいへん甘口のワインができ、ポ(375ml)につめられます。

コート・デュ・ローヌ地方のエルミタージュでもつくられます。

サヴォワ地方のAOCの可能色ですが、ヴァン・ド・サヴォワは赤・ロゼ・白でムスーとペティアンはロゼ・白、

ヴァン・ド・サヴォワ・アイズ・ムスーとペティアンは白のみです。

それ以外の、クレピー、セイセル、ルーセット・ド・サヴォワは白のみです。

2011年教本 P181

AOCクレピーは、ヴァン・ド・サヴォア・クレピーとなった。 要チェック。



南西地方です。

それぞれのAOCがどの地区にあるか、生産可能色とぶどう品種や甘口か辛口かなどが出題されます。

全部は大変なので、頻出のものだけ書きます。

まず、ベルジュラック地区です。

ベルジュラックは赤・ロゼ、ペシャルマンは赤のみ、モンバジャックは白(甘)、ビュゼは赤・ロゼ・白です。

オート・ガロンヌ地区のフロントンは赤・ロゼです。

カオール地区のカオールは赤のみで、コット(マルベック)主体です。

ピレネー地区のマディランは赤のみでタナ主体、パシュラン・デュ・ヴィック・ビルは白のみ、ジュランソンは白(甘)、ベアルンは赤・ロゼ・白です。

アヴェイロン地区のマルシヤックは赤・ロゼです


ラングドック・ルーションです。

僕が受験した2006年は、出題範囲に含まれていませんでした。

出題傾向を見ていると、日本国内の市場の規模に比例して出題数が変化していますね!

AOCが、ラングドックのものかルーションのものか区別できるようにしましょう。

サン・シニアン、ミネルヴォア、フィトゥーはラングドック、コリウールはルーションです。

VDLとVDNの違い、他の地方も含めてどこの地方のものかをきっちりおさえましょう。

ラングドックでVDNのみのものは、ミュスカ・ド・リュネル、ミュスカ・ド・ミルヴァル、ミュスカ・サン・ジャン・ド・ミネルヴォアです。

フロンティニャン、ミュスカ・ド・フロンティニャン、ヴァン・ド・フロンティニャンは、VDNとVDL両方です。

ルーションのVDNのみのもので、モーリィ、バニュルス、バニュルス・グラン・クリュ、リヴザルト、グラン・ルーションの5つはランシオも可で、もうひとつは、ミュスカ・ド・リヴザルトがあります。

ラングドックのVDLのみのものには、クレレット・デュ・ラングドックでランシオもあります。

ルーションのVDLのAOCはありません。

ついでに、コニャック地方のVDLはピノー・デ・シャラント、アルマニャックはフロック・ド・ガスコーニュです。



座学の後には、毎回本番と同じスタイルでデギュスタシオン(ティスティング)を行います。

白2種類、赤1種類、その他(スティルワイン以外のアルコール飲料)1種類です。

ワインのデギュスタシオンは、そんなに沢山のワインを飲まなくても、またそんなに高いワインを飲まなくてもできるようになります。

(そんなに高いワインは出しません。)

今回は、@フランスのリースリング 07 

    Aチリのシャルドネ 10

    Bチリのカベルネ・ソーヴィニヨン 09 の3種類をティスティングしました。


3本のワインそれぞれ @外観 A香り B味わい Cアルコール度数 Dぶどう品種 

           E収穫年 F生産国G相性の良い料理 をD以外は選択肢より選びます。

最近、Dも選択肢より選ばせているようです。

@・A・Bは選択肢の中から選ぶ数が決められており、それより多く選ぶと0点になります。

その他のアルコール飲料は、過去に出題された予想できるものを順番に出します。

今回は、バーボンウイスキーをティスティングしていただきました。

@主原料 A生産国 B銘柄 が5択で問われます。

答えは、@とうもろこし Aアメリカ Bバーボンウイスキー です。

これは飲んだことがないと判りませんが、年配の方は得意かも?

完璧に対策するのは大変です。

100点中3点なので費用対効果が合わないので捨ててもいいのですが、捨てすぎると点数がなくなるので、毎回1種類ずつやります。

2.20-2.JPG



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2011年01月16日

ソムリエ試験対策講座 第三回 2011.1

第三回のテーマ 「フランスワインA」
 

1月16日(日)テーマはブルゴーニュ地方とシャンパーニュ地方

まず、ブルゴーニュ。

ブルゴーニュ地方は、基本的に赤ならピノ・ノワール、白ならシャルドネを使い単一品種でワインを造ります。

したがって、品種による個性は出にくいです。

テロワールの違いが重要です。

そのため、AOCは畑名まで細分化されています。

ボルドーは村名までで、アッサンブラージュ比率がワインの違いです。

その代わりに、格付けがあります。

2011年教本 P141 

AOCブルゴーニュ・ムスー(赤発泡)が増えているので要チェック。


まず北から、シャブリ地区。

シャブリ以外にも、最近AOCになったイランシー、ピノ・ノワール主体で赤のみ。

もう一つ、サンブリはソーヴィニヨンで白のみ。

プティ・シャブリ、シャブリ、シャブリ・プルミエ・クリュ、シャブリ・グラン・クリュはシャルドネで白のみ。

グランクリュの7つのクリマと非公式のムートンヌ(プルーズとヴォデジールの間)くらいは覚えましょう。

プルミエ・クリュはグラン・クリュのクリマと混同しそうなヴァイヨン、ボーロワなどは原語にて要チェックです。

シャブリの次はコート・ドールです。

その北側は、コート・ド・ニュイです。

村名で、最北はマルサネ・ロゼて゛有名なマルサネで、赤・ロゼ・白が認められています。

ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーとヴォーヌ・ロマネは赤のみの3ケ村。

それ以外は赤・白です。

南側には、コート・ド・ボーヌです。

ポマールとヴォルネイとブラニィが、赤のみ3ケ村。

プラス村名クラスですが、コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュが赤のみです。

AOCがニュイなのかボーヌなのか、引っかからないようにしましょう。

コート・ド・ニュイのグラン・クリュでは、ミュズニィのみ赤・白のみで、それ以外は赤のみ。

シャンベルタン・クロ・ド・ベーズは、シャンベルタンを名乗ることができる。

マゾワイエール・シャンベルタンはシャンベルタンを名乗ることができる。

この2つ、よく出ます。

グラン・クリュの畑の位置関係ですが、教本の地図が見易くなったせいか、出ます。

コート・ド・ボーヌのグラン・クリュでは、コルトンだけが赤・白で、それ以外は赤のみ。

ボーヌではグラン・クリュの畑が村をまたがってあり、どの村をまたがっているか?

コルトンとコルトン・シャルルマーニュはラドワ・セリニィとアロクス・コルトンとペルナン・ヴェルジュレスの3つの村にまたがります。

シャルルマーニュは、アロクス・コルトンとペルナン・ヴェルジュレス。

モンラッシェとバタール・モンラッシェはピュリニィ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの2つの村。

シュヴァリエ・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェはピュリニィ・モンラッシェ村のみ。

クリオ・バタール・モンラッシェはシャサーニュ・モンラッシェ村のみ。

ややこしいですが、よく出ます。


コート・ドールの南は、コート・シャロネーズ地区です。

アリゴテという白ぶどうを使った唯一の村名AOCがブーズロンです。

リュリー、メルキュレ、ジヴリーは赤・白。

モンタニィは白のみです。


そして、その南がマコネ地区です。

マコンの付くAOCの中で、マコン・ヴィラージュだけが白のみで、それ以外は赤・ロゼ・白です。

そして、それ以外のヴィレ・クレッセ、サン・ヴェラン、プイイ・フュィッセ、プイイ・ロッシェ、プイイ・ヴァンセルは全て白のみ。

ロワール地方のプイイ・フュメとプイイ・シュル・ロワールと混同しないようにしてください。

そして、ボージョレ地区もブルゴーニュ地方です。

黒ぶどうはガメイです。

ボ゛ージョレとボージョレ・ヴィラージュは赤・ロゼ・白で、白はシャルドネ。

但し、ヌーヴォー(新酒)は赤・ロゼのみです。

ボージョレ・スペリュールは白のみです。

北部の10個だけ、村名を名乗れます。

北から順番に言えるようにしましょう。

サン・タムール、ジュリエナス、シェナス、ムーラン・ア・ヴァン、フルーリー、シルーブル、モルゴン、レニエ、コート・ド・ブルイイ、ブルイイの順です。

その中で、ブルイイが生産量が一番多いです。

クリュ・デュ・ボージョレの新酒はありません。

最後に、ブルゴーニュ地方のモノポール(単独所有)です。

ブルゴーニュ通の方には得意な分野ですが、なかなか全部は覚えられません。

時々、表を眺めるくらいが対策ですかね。

過去問では、クロ・ド・ラ・ロッシュとリシュブールはモノポールではありません。

これは、引っかかりそうな畑です。

あと、シャブリ地区のクロ・デ・ゾスピスがモノポールだというのがでました。


シャンパーニュです。

スパークリングワインで有名な産地です。

酒庫係だったスペインの盲目の僧侶のドン・ペリニョンさんが、ガラス瓶に醗酵中のワインを入れてコルク栓をしたところ、偶然に発泡したワインになったと言われています。

それよりも、フランス最北限の地なので、作柄が安定しません。

なので、味覚・臭覚にすぐれている彼は、複数の年や畑のワインをアッサンブラージュするという方法を取り入れました。

このアッサンブラージュという方法は、シャンパーニュにとって、大きな功績です。

主要なぶどう品種は次の3つです。

ピノ・ノワール(黒)、ピノ・ムニエ(黒)、シャルドネ(白)。

シャンパーニュ地方は、スパークリングワインだけではありません。

AOCは3つで、シャンパーニュ(ロゼ・白、発泡)、コトー・シャンプノワ(赤・ロゼ・白、非発泡)、ロゼ・デ・リセー(ロゼ、非発泡、ピノ・ノワール100)。

主な産地は、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレー・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランで、この3地区の中に17のグラン・クリュのコミューンがあります。

シャンパーニュ地方には大きなシャンパン・ハウスがあり、ぶどうを作るだけの農家があり、ぶどう作りと醸造が分業化されているのが基本です。

原料となるぶどうの売買の基準価格100%に査定された畑は、クリュ100%でグラン・クリュと表記します。

クリュ99〜100%は、プルミエ・クリュと表記します。

グラン・クリュのコミューンが、3つの内どの地区にあるかという問題がよく出ます。

なかなか、全部は覚えられません。

そこで、苦肉の策をご紹介します。

まずヴァレー・ド・ラ・マルヌには2つで、ひとつはトゥール・シュル・マルヌでその名前のままですね。

もうひとつのアイだけは覚えましょう。

コート・デ・ブラン地区は、cramant、chouilly、oger、mesnil sur Oger、oiryの
5つは全て大文字のOかC

という丸い形の文字がつきます。

残りひとつは、アヴィズで合計6つです。

ひとつくらいは覚えましょう。

そして、それ以外はモンターニュ・ド・ランスということになります。

かなり無理があるかな?

醸造について。

収穫は全て手摘みです。

4000kgあたりの圧搾量は、テート・キュヴェが2050ℓ、プルミエール・タイユが500ℓで、合計2550ℓです。

そのあと、一次醗酵、アッサンブラージュ、ティラージュでこの時に2次醗酵用に蔗糖と酵母が入ります。

瓶内2次醗酵、滓とともに熟成。

ノン・ヴィンテージて゛、ティラージュ後最低15ヶ月、ヴィンテージ(ミレジム)で最低3年の熟成義務。

その後、倒立(ピピュトルに)、ルミアージュ、デゴルジュマン、

リキュール・デクスペディション=ドサージュ、この時に味を調整します。

打栓、ラベル貼り。

アルコール度数は11度以上。

リキュール・ディクスペディションの添加の度合いによる1ℓあたりの残糖度により、

ブリュット・ナチュール、パ・ドゼ、ドザージュ・ゼロ   3g/ℓ 未満
エクストラ・ブリュット                 0〜6g/ℓ
ブリュット                       12g/ℓ 未満
エクストラ・ドライ                   12〜17g/ℓ
セック                         17〜32g/ℓ
ドゥミ・セック                     32〜50g/ℓ
ドゥー                         50g/ℓ 以上

これは覚えましょう。

ラベル表示の用語も覚えましょう。

シャルドネだけで造ったシャンパーニュは、ブラン・ド・ブラン。

ピノ・ノワールとピノ・ムニエだけなら、ブラン・ド・ノワールです。

N.M.はネゴシアン・マニピュランで、ぶどうの一部又は全部を外部から購入します。

R.M.はレコルタン・マニュピランで、自家ぶどう栽培です。

C.M.は協同組合で生産販売、M.A.は買い手の所有する銘柄、R.C.は栽培家の加盟する協同組合の製造、S.R.は同族の栽培家によって構成される会社の製造です。



座学の後には、毎回本番と同じスタイルでデギュスタシオン(ティスティング)を行います。

白1種類、赤2種類、その他(スティルワイン以外のアルコール飲料)1種類です。

ワインのデギュスタシオンは、そんなに沢山のワインを飲まなくても、またそんなに高いワインを飲まなくてもできるようになります。

(そんなに高いワインは出しません。)

今回は、@ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン 07 

    Aイタリアのサンジョヴェーゼ 07

    Bイタリアのネッビオーロ 06 の3種類をティスティングしました。


3本のワインそれぞれ @外観 A香り B味わい Cアルコール度数 Dぶどう品種 

           E収穫年 F生産国G相性の良い料理 をD以外は選択肢より選びます。

最近、Dも選択肢より選ばせているようです。

@・A・Bは選択肢の中から選ぶ数が決められており、それより多く選ぶと0点になります。

その他のアルコール飲料は、過去に出題された予想できるものを順番に出します。

今回は、カルヴァドスをティスティングしていただきました。

@主原料 A生産国 B銘柄 が5択で問われます。

答えは、@りんご Aフランス Bカルヴァドス です。

これは飲んだことがないと判りませんが、りんごの香りがするので大体判るかも?

完璧に対策するのは大変です。

100点中3点なので費用対効果が合わないので捨ててもいいのですが、捨てすぎると点数がなくなるので、毎回1種類ずつやります。

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2010年12月31日

ソムリエ試験対策講座 第二回 2010.12

第二回のテーマ 「フランスワイン @」


12月19日(日)、いよいよテーマはフランスワインです。

2011年教本 P118 フランスは、世界第2位になってしまいました。

まず、ボルドー地方です。

かなりワインのお勉強らしいテーマです。

以前にも書きましたが、格付けを丸暗記しようと思うと前に進めません。

いつまで経ってもボルドーで、次のブルゴーニュの勉強ができず、どんどんモチベーションは下がっていきます。

メドックの格付けの級とコミューンを全部すらすらと言えるのは、よっぽど偉い先生かワインお宅くらいです。

とはいうものの、メドック・ソーテルヌ・グラーヴ・サンテミリオンの格付けは確実に出題されます。

これも、過去問の選択肢のシャトーをその都度チェックする程度で良いと思います。

まず、ボルドー地方の場所はわかりますか?

ソムリエ試験を受けようと思う人なら、そんなことはわかりきってますね。

ボルドー地方の西には大西洋があり、メキシコ湾流(暖流)の影響で緯度のわりには比較的温暖な気候です。

その大西洋に注ぐ河がジロンド河で、これは二つの河が合流してできています。

それらの一つはガロンヌ河で、ピレネー山脈の岩盤を砕いて下流へと運ばれてきています。

もう一つはドルドーニュ河で、中央フランスの森の土が運ばれてきています。

川下を向いて、右側が右岸で左側が左岸です。

ジロンド河の右岸とか左岸とかというように使います。

ガロンヌ河は岩盤から砂利を運んで来ており、ドルドーニュ河と合流するまでは特に砂利の多い土壌です。

その左岸には、その名のとおりグラーヴ地区(砂利の意)があります。

ジロンド河の左岸がメドックで、川上は砂利の比率が高く、川下は粘土質の比率が上がります。

ドルドーニュ河の右岸には、サンテミリオン地区やポムロール地区があります。

これらの地区は粘土質土壌が中心です。

ボルドー地方では、ブルゴーニュとは対照的に、ぶどう品種をアッサンブラージュ(ブレンド)してワインを造ります。

ボルドー地方の赤ワイン用の品種には、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランなどがあります。

カベルネ・ソーヴニヨンは晩熟で暖かい砂利質の土壌を好みます。

ジロンド河とガロンヌ河の左岸はカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培比率が高く、おのずとアッサンブラージュ比率も高いです。

それに対して、ドルドーニュ河の右岸はカベルネ・ソーヴニヨンより早熟で粘土質の土壌でも栽培できるメルロやカベルネ・フランが中心で、おのずとアッサンブラージュ比率も上がります。

それ以外に、ガロンヌ河とドルドーニュ河の間のアントゥル・ドゥ・メールで白だけが認められています。

ここで赤を造れば、ボルドーやボルドースペリュールのAOCになります。

それぞれのAOCの生産可能色があります。

そのAOCの場所を確認しながら、チェックしましょう。

グラーヴの格付けの生産可能色、赤だけか、白だけか、赤・白か。

なかなか、全部覚えられません。

邪道かも知れませんが、赤はフューザルとパプ・クレマンとオーがつくシャトー。

ただ例外もあって、ラヴィユ・オー・ブリオンは白のみ。

プラス、クーアンとクーアン・リュルトンで合計3つ。

かなり無理があるかな?

過去問にて、サンテミリオンの格付けの見直しでの06年に昇格したシャトーを問う問題があるが、今もめているので、昇格に関する問題は出にくいように思います。

2010年の教本のどこをさがしても、06年に昇格したシャトーとしては載っていません。

セカンドワインについても、マルゴーとラトゥールだけを紹介するにとどめているので、セカンドワイン名を問う問題は出にくいですね。

2つくらいは、覚えましょう。



座学の後には、毎回本番と同じスタイルでデギュスタシオン(ティスティング)を行います。

白1種類、赤2種類、その他(スティルワイン以外のアルコール飲料)1種類です。

ワインのデギュスタシオンは、そんなに沢山のワインを飲まなくても、またそんなに高いワインを飲まなくてもできるようになります。

(そんなに高いワインは出しません。)

今回は、@フランス・シャブリのシャルドネ 07 

    Aフランス・ラングドックのカベルネ・ソーヴィニヨン 08

    Bフランス・ラングドックのシラー 08 の3種類をティスティングしました。


3本のワインそれぞれ @外観 A香り B味わい Cアルコール度数 Dぶどう品種 

           E収穫年 F生産国G相性の良い料理 をD以外は選択肢より選びます。

最近、Dも選択肢より選ばせているようです。

@・A・Bは選択肢の中から選ぶ数が決められており、それより多く選ぶと0点になります。

その他のアルコール飲料は、過去に出題された予想できるものを順番に出します。

今回は、アマレットをティスティングしていただきました。

@主原料 A生産国 B銘柄 が5択で問われます。

答えは、@あんず Aイタリア Bアマレット です。

これは飲んだことがないと判りませんが、杏仁豆腐の香りがするので大体判るかも?

完璧に対策するのは大変です。

100点中3点なので費用対効果が合わないので捨ててもいいのですが、捨てすぎると点数がなくなるので、毎回1種類ずつやります。

003.JPG


現地買い付けワインのお店「たけや」http://takeya.ocnk.net/
posted by たあた at 17:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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