2011年04月17日

ソムリエ試験対策講座 第六回 2011.4.17

第六回のテーマ「イタリアワイン」


イタリアですが、2010年の教本の内容から、充実と言うか本格的と言うかかなりマニアックな内容で紙面もたくさん取られています。

過去問だけにとらわれず、特に各州の解説は一読以上しておいたほうがよいでしょう。

まずイタリアのワイン生産量ですが、約4500万hlです。(2011年教本)

フランスも同じくらいで、世界の合計は約2億6千万hlです。

単位まで言えるようにしましょう。

イタリアのワインの法的規制のはしりはトスカーナ大公国のコジモ3世が1716年に自国の著名なワインをマガイモノから護るためにキアンティ、カルミニャーノ、ポミーノなどの生産地の線引きをしたのが始まりです。これ、よく出ています。

ワインの格付けは3段階になっていて、地理的表示のあるワインにはDOPとIGP、地理的表示のないワインにはヴィーノがあります。

IGPはワインの85%がその土地で造られたものであると定義されています。

DOPにはDOCとDOCGががあり、DOCからDOCGへの昇格条件もよく出題されましたが、DOCGなどの旧表示は2010年末までということです。

2011年教本 P245

DOCからDOCGへの昇格条件 10年 要チェック。


ワインの風味表示は、数字までチェックしておきましょう。

Secco(辛口) 0〜4g/ℓ ワインを飲んだ後口の中がさっぱりしている状態ではAsciutto 、  Abboccate(薄甘口)4〜12g/ℓ = Semi Seco 、  Amabile(中甘口)12〜45g/ℓ 、 Dolce(甘口)45g/ℓ以上 = Cannellino(フラスカーティ)

2009年の州別ワイン生産量の上位は、1位 ヴェネト 2位 エミーリア・ロマーニャ 、3位 シチーリア 、4位 プーリア 5位 トスカーナ 2011年の教本で最新のものを必ずチェックしましょう。

ワイン用語とその解説については、過去問にあるものは必ず覚える、それ以外のものは少なくとも何回か眺めておきましょう。

イタリアでは、行政上の20の州がそのままワイン生産地域になっています。

どの場所にどの州があるかを、覚えましょう。

北部の州では、アルプス山脈の影響を受け、真ん中にアペニーニ山脈が走ります。

そして3方、向かって右(東から)アドリア、イオニア、ティレニア海 (ア・イ・テの順)に囲まれています。

エミーリア・ロマーニャ州はアドリア海にのみ面しており、ティレニア海には面していません。

うんちの形をした(笑)ウンブリア州は、唯一海に面していません。

土踏まずの部分のバジリカータ州はイオニア海だけでなく、ティレニア海にも面しています。


イタリアはまず、DOCG一覧表を全部覚えるに尽きます。

2011年教本 P272〜273

44から56に。増えた12のDOCG 要チェック。


DOCは重要なものだけは覚えましょう。

まずは、ヴァッレ・ダオスタ州。

DOCGはなく、有名なDOCもありません。

2010年度の教本から各州の解説がマニァックに長くなっており、この州の解説からも出題されています。

「山の足」という意味のピエモンテ州。

DOCGでは、ネッビオーロ種から、バローロ、バルバレスコ、ガッティナーラ、ゲンメ、ロエーロ(赤)

バルベーラ種から、バルベーラ・ダスティ、バルベーラ・デル・モンフェッラート・スペリオーレ

モスカート・ビアンコ種から、アスティ・スプマンテとモスカート・ダスティと合わせて、アスティ

ブラケット種から、ブラケット・ダックイ/アックイ

ドルチェット種から、ドルチェット・ディ・ドリアヘニ・スペリオーレ/ドリアーニ、ドルチェット・ディ・オヴァーダ・スペリオーレ

コルテーゼ種からは唯一白のみの、ガーヴィ/コルテーゼ・ディ・ガーヴィ、があります。

バルベーラ・デル・モンフェラート、ドルチェット・ダックイ、バルベーラ・ダルバ、ネッビオーロ・ダルバ、ドルチェット・ダルバ、はDOCです。

リグーリア州です。

ユネスコの世界文化遺産に指定されている、海に迫る断崖に上に家々とぶどう畑が連なるチンクエ・テッレ地区の、DOCチンクエ・テッレが有名です。

ロンバルディーア州です。

発泡性ワインでは、シャルドネ、ピノ・ネーロ種から瓶内二次醗酵のDOCGフランチャコルタ

2007年にDOCGに昇格した、ピノ・ネーロ種から瓶内二次醗酵のオルトレポー・パヴェーゼ・メトー・ド・クラシコがあります。

ネッビオーロから、ヴァルテリーナはDOCで、ヴァルテリーナ・スペリオーレとそのリゼルヴァはDOCG、さらに陰干ししたぶどうで造るアルコール度が14度以上のスフォルツァート・ディ・ヴァルテリーナは、DOCGです。

半乾燥させたモスカート種よりアルコール度が17度以上の甘口赤ワインのDOCGモスカート・ディ・スカンゾがあります。

トレンティーノ・アルト・アディジュ州には、DOCGはありませんし、特に覚えるべきDOCもないのですが、2007年にスプマンテのDOCトレントが選択肢で出題されています。

2008年のワイン生産量が1位のヴェネト州です。

赤では、コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ種などから造るバルドリーノ、ヴァルポリツェッラ、白では、ガルガーネガ種からソアーヴェが造られ、DOCです。

バルドリーノは、ロンバルディアのヴァルテリーナと混同しないようにしましょう。

ぶどう品種の違いもチェックしましょう。

そして、バルドリーノ・スペリオーレ/バルドリーノ・クラシッコ・スペリオーレは、DOCGです。

DOCヴァルポリツェッラには、ぶどうを陰干しして糖度を高めて造る甘口のレチョート・デッラ・ヴァルポリツェツラと、辛口のアマローネ・デッラ・ヴァルポリツェッラがありますが、なぜかアマローネは甘くなく辛口です。

ソアーヴェとそのクラシコはDOCですが、甘口のレチョート・ディ・ソアーヴェと、ソアーヴェ・クラシコ・スペリオーレは、DOCGです。

ガルガーネガ種から、甘口白のDOCGレチョート・ディ・ガンベッラーラもあります。

2009年にDOCGに昇格したプロセッコ種から造られる発泡性の白、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコと、コッリ・アゾラーニ・プロセッコ/アゾーロ・プロセッヒコがあります。

フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州です。

ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ種から造るラマンドロと、ピコリット種からコッリ・オリエンターリ・フリウーリ・ピコリットという2つDOCG極甘口白ワインが有名です。

エミーリア・ロマーニャ州の唯一のDOCGは、白ぶどうで造る白ワインのアルバーナ・ディ・ロマーニャです。

赤の弱発泡の、DOCランブルスコ・ディ・ソルバーラが有名です。

中部イタリア、トスカーナ州です。

赤のDOCGは、すべてサンジョヴェーゼ主体です。

キャンティ、キャンティ・クラシコ、モッレリーノ・ディ・スカンサーノ、カルミニャーノです。

サンジョヴェーゼのクローンのブルネッロから、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。

プルニョーロ・ジェンティーレから、ヴィーノ・ノビレ・モンテプルチャーノ。

白で唯一のDOCGは、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノで、これは1966年のDOC第1号です。

DOCでは、ポミーノとボルゲリ、ボルゲリ・サッシカイアをチェックしておきましょう。

ヴィン・サントという、陰干ししたぶどうで造ったワインを小樽で熟成させた白ワインがあります。

地図で確認してください。うんちの形(笑)のウンブリア州。

唯一、海に面していません。

新DOCGはなく、赤のDOCGが2つだけです。

サグランティーノ種から、モンテファルコ・サグランティーノ。

サンジョヴェーゼ主体のトルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァです。

この州の代表的なワインは、白のDOCオルヴィエート。

主品種がプロカニコからグレケットに戻りました。

マルケ州は、2010年認定の2つが加わりDOCGは4つになりました。

もとからあったのは、ベルナッチャ・ネーラ主体の赤のスプマンテのヴェルナッチャ・ディ・セッラペトローナ。

モンテプルチャーノ主体の赤のコーネロ。

そしてあらたに、ヴェルディッキオ主体の白、カステッリ・ディ・イエージ・ヴェルディッキオ・リゼルヴァとヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァが認定されました。

州都がローマのラツィオ州。

新DOCGはなく、唯一赤のDOCGチェザネーゼ・デル・ピリオ。

白ワインの代表は、トレッビアーノ・トスカーノ主体のDOCエスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ。辛口、うす甘口、中甘口があります。

マルヴァージア・ビアンカ・ディ・カンディア主体のフラスカーティ。

辛口、うす甘口、中甘口、甘口があり、甘口はドルチェと言わず、カッネッリーノという。

アブルッツォ州は、新DOCGはありません。

唯一赤のDOCGモンテプルチャーノ・ダブルッツオ・コッリーノ・テラマーネ。

DOCは、赤のモンテプルチャーノ・ダブルッツオ、白のトレッビアーノ・ダブルッツオをチェック。

モリーゼ州は、DOCGはなく、特にチェックする事柄はありません。

南イタリア、カンパーニア州。

新DOCGはなく、白のDOCGが2つ。

フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ、グレーコ・ディ・トゥーフォ。

赤では、アリアーニコ種から造るタウラージ。

かかとの部分のプーリア州。

DOCGはなく、DOCカステル・デル・モンテが有名。

土踏まずの部分のバジリカータ州。

イオニア海とティレニア海の2つの海に面しています。

新たに、DOCGアリアーニコ・デル・ヴルトゥーレ・スペリオーレが認定。

地中海最大の島、20州中最大の州のシチリア州。

新DOCGはなく、唯一のDOCGチェラスオーロ・ディ・ヴィットリア。

DOCのアルカモ、モスカート・ディ・パンテッレリーヤをチェック。

ヨーロッパ4大アルコール強化ワインのマルサーラが有名。

最後は、サルディーニャ州。

新DOCGはなく、唯一のDOCG、白のヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ。

聖女ジュスティーナの涙から生まれたと伝えられるDOCヴェルナッチャ・ディ・オリスターノが有名。



座学の後には、毎回本番と同じスタイルでデギュスタシオン(ティスティング)を行います。

白1種類、赤2種類、その他(スティルワイン以外のアルコール飲料)1種類です。

ワインのデギュスタシオンは、そんなに沢山のワインを飲まなくても、またそんなに高いワインを飲まなくてもできるようになります。

(そんなに高いワインは出しません。)

今回は、@アメリカのソーヴィニヨン・ブラン 07
 
    Aドイツのシュペートブルグンダー 07

    Bイタリアのバルベラ 07 の3種類をティスティングしました。


3本のワインそれぞれ @外観 A香り B味わい Cアルコール度数 Dぶどう品種 

           E収穫年 F生産国G相性の良い料理 をD以外は選択肢より選びます。

最近、Dも選択肢より選ばせているようです。

@・A・Bは選択肢の中から選ぶ数が決められており、それより多く選ぶと0点になります。

その他のアルコール飲料は、過去に出題された予想できるものを順番に出します。

今回は、ラムをティスティングしていただきました。

@主原料 A生産国 B銘柄 が5択で問われます。

答えは、@さとうきび Aプエルトリコ Bラム です。

これは飲んだことがないと判りませんが、原料由来の甘さを感じました。

完璧に対策するのは大変です。

100点中3点なので費用対効果が合わないので捨ててもいいのですが、捨てすぎると点数がなくなるので、毎回1種類ずつやります。

4.17-2.JPG



現地買い付けワインのお店「たけや」http://takeya.ocnk.net/
posted by たあた at 11:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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