第七回のテーマ「その他の国のワイン@」
「スペイン」
ぶどう栽培面積 世界第1位。
ワイン生産量 世界第3位。
ラ・マンチャ地方が47.3%を占める。
赤のイメージが強いが、白が46.5%に及ぶ。
栽培面積は、白ぶどうでは、アイレンがダントツ。
黒ぶどうは、2011年教本では、テンプラニーリョがダントツ。
2010年教本では、ガルナッチャ・ティンタがダントツ。
たぶん、今年の資料が間違いだと思います??
そのスペインを代表する黒ぶどうのテンプラニーリョは、地方によって様々な呼び方(シノニム)があります。
リベラ・デル・ドゥエロでは、ティント・フィノもしくはティント・デル・パイス。
ラ・マンチャでは、センシベル。
カタルーニャでは、ウル・デ・リェブレ。
トロでは、ティンタ・デ・トロ。
マドリッドでは、ティンタ・デ・マドリッドとも呼ばれる。
ガルナッチャ・ティンタは、フランスでは、グルナッシュ。
カリニェーナは、別名マスエロ。フランスでは、カリニャン。
これらのシノニムは要チェックです。
1926年にリオハ地方が最初に原産地保護のため統制委員会を設立した。
国がワイン法を制定したのは1932年で、フランスの1935年より早い。
原産地呼称法は、2009年8月のEUワイン法改定に伴い変更になっているので、要チェック。
シェリー、カバ以外のVCIG、DO、DOCaの高級ワインは、330ℓ以内のオーク樽を使用したものに限り表示できる。
独自の熟成規定 赤 ロゼ・白
クリアンサ 24ヶ月(内、樽 6ヶ月) 18ヶ月(内、樽6ヶ月)
レゼルバ 36ヶ月(内、樽12ヶ月) 24ヶ月(内、樽6ヶ月)
グランレゼルバ 60ヶ月(内、樽18ヶ月) 48ヶ月(内、樽6ヶ月)
ワインの産地と特徴。
まず、カバ。
産地とぶどう品種が規定された、瓶内二次発酵で造られるスパークリングワイン。
滓抜きまで最低9ヶ月の熟成が義務付けられている。
シャンパーニュを見習って1872年から生産。
95%は、ペネデスを中心とするカタルーニャ州が占めています。
なかでもサン・サドゥルニ・ダ・ノヤでは80%が生産されています。
ぶどう品種は、マカベオ(=ビウラ)パレリャーダ、チャレッロが主体。
ロゼには、モナストレル、ガルナッチャ、トレパット、ピノ・ノワールの使用が認められている。
かつては、ピノ・ノワールはロゼに限定されていましたが、白にもOKになりました。
熟成表示には2つあり、レゼルバは、滓抜きまで15ヶ月以上。
グランレゼルバは、ブルット・ナトゥーレ、エクストラ・ブルット、ブルットの内、
30ヶ月以上ボトル替えをしていないものに認められ、ヴィンテージの明記が義務づけられている。
スペインでは、北部、地中海、内陸部、大西洋、南部の5地方に分かれています。
それぞれの産地がどの地方に属するのかチェックしましょう。
1.北部地方
海抜300〜700mに位置するリオハ。
首都マドリードの北北東約250kmの地点。
エブロ川の上流とその支流、オハ川の沿岸一帯。
3地区に分けられます。
リオハ・アルタは、コクと豊富な酸を持ち、熟成向きで上質である。
リオハ・アラベサは、若飲みタイプから熟成向きまで幅広い。
リオハ・バハは、地中海の影響を受け、アルコール度の高いロゼと赤ワインになる。
リオハは、赤、白、ロゼの各タイプが造られる。
全体の4分の3が赤である。
赤ワインのぶどう品種、テンプラニーリョ、ガルナッチャ、マスエロ、グラシアノなど。
白ワインのぶどう品種、ビウラ=マカベオ、ガルナッチャ・ブランカ、マルバシアなど。
他の北部地方は、ナバーラ、アリンサノ、プラド・デ・イラチェ、オタス・・・。
地区名ぐらいは覚えておきましょう。
2.地中海地方
重要なのは、プリオラト、ペネデスぐらいです。
プリオラトは、改革をすすめた「4人組」
ガルナッチャ・ティンタ、カリニェナにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロをブレンドし、新しいスタイルのワインが造られます。
ペネデスは、カバ生産の中心地として有名であるが、スティルワインの生産も本格的になった。
白ぶどう品種は、チャレッロ、マカベオ、パレリャーダが中心。
他にシュナン・ブラン、ゲヴュルツトラミネル、モスカテル、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン。
黒ぶどう品種は、ピノ・ノワール、テンプラニーリョが中心。
他にカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、カリニェナ、ガルナッチャ・ティンタ、モナストレル。
3.内陸部地方
リベラ・デル・ドゥエロ、ラ・マンチャが有名。
ラ・マンチャでは、スペイン全体ノ50%が生産されている。
白のアイレンは、世界で最も栽培面積が多く、ラ・マンチャで全面的に栽培されている。
バルデペーニャスは、「石の谷」という意味でメセタの南端、シエラ・モレナ山脈の麓に位置する。
4.大西洋地方
リアス・バイシャスが有名。
白ワインが造られ、約96%はアルバリーニョ種。
樹勢の強さと多湿のため、棚式栽培が採られている。
5.南部地方
大半が酒精強化ワインで、へレス(シェリー)は世界的に有名。
ヘレス・デ・ラ・フロンテラ、サンルーカル・デ・バラメーダ、エル・プエルト・デ・サンタ・マリアの3つの町を結ぶ三角地帯が第1級のシェリーを産出する。
シェリーは英語名で、スペイン語ではビノ・デ・ヘレスという。
最低アルコール度数、フィノ、マンサニーリャは、15度以上。
アモンティリャードは、16度以上。
オロロソは、17度以上。
マンサニーリャは、サンルーカル・デ・バラメーダで熟成されるフィノタイプのワインのことをいう。
過去に出たところはこれぐらいですが、何地方がどこにあたるかと、各地方の産地名ぐらいは把握しておいてください。
「ポルトガル」
2008年のEUのワイン法の改定に伴い、DOP、IGP、Vinhoに品質分類される。
過去に出題されたのは、バイラーダぐらいです。
ポルト市の南方、生産量の83.6%は赤ワイン。
テージョ地方、リスボア地方ペニンシュラ・デ・セトゥーバル地方といった地方名が出るくらいだと思います。
今年は「ソムリエ」だけが出題されます。
「オーストリア」
ホイリゲが有名。新酒を指すオーストリアの用語です。
歴史のところで、1784年、ヨーゼフ2世によって始められた。ということが出題された。
ドイツワインと似ているが、オーストリアでは、KMW糖度という原料用ぶどう果汁の測定法を用いている。
クヴァリテーツヴァインのカテゴリーに、単なるクヴァリテーツヴァインとカビネットの2つが属している。
クヴァリテーツヴァインは、KMW糖度が15度以上、補糖が許され、アルコール度数が9度以上。
カビネットは、KMW糖度が17度以上、補糖が許されておらず、残糖は9g/ℓを超えてはならない。
シュトローヴァイン、アウスブルッフという独自のカテゴリーがあることも覚えておいてください。
産地は、4つの地方に分けられ、16の限定栽培地域に細分化されている。
中で、過去に出題されたのは、ニーダーエスタライヒ州のヴァッハウ、シュタインフェーダー、フェーダーシュピール、スマラクト。
ウィーンのゲミシュター・サッツ。
ざっと教本を読んでおく程度でいいと思います。
今年は、「エキスパート」は出題されません。
「ハンガリー」
紀元前からぶどう栽培が行われていた。本格的なぶどう栽培はローマ人によって伝えられたといわれ、旧東欧圏の中にあっては最も古いワイン造りの歴史を持つ国です。
特に有名なのが、トカイ・アスーエッセンシア。世界3大貴腐ワインのひとつ。
アスーとは、糖密のような、シロップのようなの意味。
貴腐菌の付着したぶどうの粒を選別しワインを造る。
選別された果粒はプットニュと呼ばれる26kg入りの背負い桶で醸造所に運ばれます。
トカイ・ワインの品質区分と残糖分の表は、把握しておいたほうがいいと思います。
今年は「ソムリエ」だけ出題されます。
「スイス」「スロヴェニア」「クロアチア」「ブルガリア」は、今年は全呼称出題されません。
「ギリシャ」
主な栽培ぶどう品種の表を一通り目を通しておいてください。
品種と産地を問う問題が出そうな気がします。
2008年の新しいEUワイン法により、エピトラペジオス・イノスは、イノスに。
「アメリカ」
AVA アメリカン・ヴィティカルチュラル・エリアズ
生産量 カリフォルニア州が全体の約90%
その中で、大規模なワイン生産者10社で約90%を占める。
歴史は、1769年、フランシスコ修道会の修道士達がミサに使用するワインを造り始めたのが始まり。
1920〜1933年まで、禁酒法が施行。よく出題されます。
ぶどう品種では、ソーヴィニヨン・ブラン = フュメ・ブランと呼ばれる。
ルビー・カベルネは、カベルネ・ソーヴィニヨン×カリニャンの交配種。
ワインの法律と品質分類では、産地名の表示 州名 75%以上 (カリフォルニア100%)
郡名 75%以上
AVA 85%以上
畑名 95%以上
ぶどう品種名の表示 75%以上
収穫年の表示 AVA以外 85%以上
AVA 95%以上
醗酵の過程での糖分添加が禁止
アルコール14%以上になる場合はその旨を明示
エステイト・ボトルドは、瓶詰をするワイナリーと葡萄園が同一のエリアに位置していなければならない。
カリフォルニア州
主要ぶどう品種は、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ジンファンデル
ノース・コーストのナパ・カウンティは、サン・パブロ湾から北西のセント・ヘレナ山まで、南北に約50キロ、東西の幅は最も広いところで約8キロ、最も狭いところで1.6キロの細長い地形。
最も南にあるロス・カーネロス。
1976年、パリで開催された比較ブラインド・テイスティングでナパのスタッグスリープ・ワインセラーズのカベルネ・ソーヴィニヨンと、シャトー・モンテリーナのシャルドネが、フランスの一流ワイナリーを抑えてそれぞれ一位となり、国際的に認知させた。
ソノマ・カウンティは、広い地域を包括。
セントラル・コーストは、サンフランシスコ・カウンティ南部から、太平洋岸にそってサンタ・バーバラまでの南北約400km。
2011年教本 P415 サンタ・バーバラ・カウンティ
新AVAハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラ 2009年認定。 要チェック。
セントラル・ヴァレーは、海岸山脈とシェラ・ネバダ山脈の間にあり、カリフォルニアのワイン用のぶどうの約70%を産出。
ノースウエストのワシントン州は、全米2位。
夏の日照時間がカリフォルニアより約2時間長い。
昼夜の気温差が大きいため、酸がしっかりとして風味の豊かなバランスの良いワインが生まれる。
カスケード山脈の西側は、穏やかでやや湿度が高い海洋性気候。
東側は、暑く乾燥した大陸性気候。
ワシントン州最大のAVAコロンビア・ヴァレーがある。
ぶどう品種は、白ワイン用52%、赤ワイン用48%
ヤキマ・ヴァレー、ワラワラ・ヴァレー、コロンビア・ヴァレー、ピュージェット・サウンド、レッド・マウンテンなどがある。
2009年認定、スナイプス・マウンテン、レーク・シェランは要チェック。
オレゴン州
ピノ・ノワールが中心的品種。
品種表示 最低90% ヴィンテージ表示 最低95% 産地名表示 最低95%
ウィラメット・ヴァレーは、オレゴン最大規模。
コロンビア・ヴァレー、ワラワラ・ヴァレーは、ワシントン州と一部重複している。
ニューヨーク州
17世紀中頃オランダ人によってマンハッタン島に初めてぶどうが植えられた。
ワイン指定栽培地域AVAの表で、AVAがどの郡にあるのか覚えましょう。少なくとも過去に出題されたものは完璧に。
「カナダ」
ぶどう品種 ヴィダルは、ユニ・ブランとセイベル4986の交配種。
ワイン産地 オンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州の位置関係を覚えておくこと。
「アルゼンチン」
アンデス山脈の東部、南緯22〜42度に位置。
1569〜1589年の間にメンドーサとサン・ファンでぶどう栽培が始まった。
標高300〜2,400m、平均900mの高い位置に畑がある。
雨が少なく乾燥しているので病気のない健全なぶどうが育つ。
ぶどう品種は、マルベック。世界的に評価を受けている。
クリオージャ・チカ = パイス = ミッション
ワインの法律 デノミナシオン・デ・オリヘン
ルハン・デ・クージョ、サン・ラファエル、バジェス・デ・ファマティナ
ワイン産地 メンドーサは、最も重要な産地。
総生産の70〜75%、赤ワイン用ぶどう47%を占める。
「チリ」
1818年、スペインから独立。
黒ぶどう 約76% 白ぶどう 約24%
輸出量の51%はヨーロッパ向け、22%がアメリカ、カナダ、15%がラテンアメリカ。
ワインに関する法的規制は、農業保護庁農牧局SAGが管理。
メルロと混同されていた品種 カルメネーレ
ワインの法律と品質分類 DO 原産地表示 75%以上
ワインの産地 リージョン、サブリージョン、ゾーンの表を覚える。
特に、セントラル・ヴァレーは、マ、ラ、ク、マ の順に並ぶというところまで。
どの国も過去問ぐらいはちゃんと解けるようにしてください。
時間があれば、教本を読むこと。文章がそのまま出ます。
座学の後には、毎回本番と同じスタイルでデギュスタシオン(ティスティング)を行います。
白2種類、赤1種類、その他(スティルワイン以外のアルコール飲料)1種類です。
ワインのデギュスタシオンは、そんなに沢山のワインを飲まなくても、またそんなに高いワインを飲まなくてもできるようになります。
(そんなに高いワインは出しません。)
今回は、@フランスのミュスカデ 06
A日本のシャルドネ 09
B日本のメルロ 08 の3種類をティスティングしました。
3本のワインそれぞれ @外観 A香り B味わい Cアルコール度数 Dぶどう品種
E収穫年 F生産国G相性の良い料理 をD以外は選択肢より選びます。
最近、Dも選択肢より選ばせているようです。
@・A・Bは選択肢の中から選ぶ数が決められており、それより多く選ぶと0点になります。
その他のアルコール飲料は、過去に出題された予想できるものを順番に出します。
今回は、コニャックをティスティングしていただきました。
@主原料 A生産国 B銘柄 が5択で問われます。
答えは、@ぶどう Aフランス Bコニャック です。
完璧に対策するのは大変です。
100点中3点なので費用対効果が合わないので捨ててもいいのですが、捨てすぎると点数がなくなるので、毎回1種類ずつやります。

現地買い付けワインのお店「たけや」
http://takeya.ocnk.net/